Sharegate社から新たに公開されたAzureコスト管理ツール「Overcast」

SharePoint やSharePoint Online を管理できるツール「Sharegate」を販売しているSharegate社から新たにAzureコスト管理ツール「Overcast」が公開されました。
今回は、そのOvercast について調査した結果を記述していきたいと思います。
※本記事の執筆時点(2018/06/29)の情報です。

■Overcast とは

Overcastは、Azure環境の課金状況を分析・可視化して、コスト削減を提案するコスト管理ツールです。

[COSTS] デモ画面

Overcast は上記画像のように、Azure環境の課金状況をグラフ化してくれます。
(Overcast にブラウザからアクセス可能です。)
また、Overcastの大きな特長として、“コスト削減を提案”してくれる機能がございます。Overcastを使用することにより、いわゆる“タンスの肥やし”になっているようなコストを削減するための対策を打つことができます。

Overcast がどのような製品であるか、なんとなくでも伝わりましたでしょうか。
次から、具体的にOvercast の機能について触れていきます。

■Overcastの機能

Overcastには主に以下の3つの機能がございます。

  • COSTS (コスト管理機能)
    過去6か月分の支出を分析して、今後かかるコストを予測します。
  • SAVINGS (コスト削減提案機能)
    使用頻度が低い製品や、うっかり利用停止し忘れたまま放置してコストの無駄遣いをしている製品を検出します。
    検出される製品の基準はOvercastの“縮小・削減を推奨する11の項目”に基づいて検出されます。(11の項目については後述いたします。)
  • REPORTS (レポート機能)  ※6/29時点では未実装の機能です。
    コストの履歴情報を様々な方法で取得できます。

■“縮小・削減を推奨する11の項目”について

Overcast のコスト削減提案機能では、コスト削減のために縮小・削減を推奨する11の項目がございます。

[SAVINGS] デモ画面

11の項目の中には、長期間稼動し続けている仮想マシンや、過去30日間にCPUの動作がほとんどなかったApp Service Plansと仮想マシンを検出するもの等がございます。
その検出されたサービスに対して縮小・削減等の対策を行っていただくことで、コスト削減が可能になります。(「Learn more」リンクをクリックすると、それぞれの項目ごとに対策方法が記載されているページが開きます。)

■その他の便利機能

Overcast では、「サブスクリプション」、「リソース グループ」、「タグ」、および「種類」ごとにフィルタリングできる機能がございます。また、定期的に分析結果をメールやSlack に送る機能もございます。

フィルター機能

■Overcastの使用について

Overcast では組織(Azure AD)または個人(Microsoft)のユーザーアカウントでサインインする必要がございます。また、表示されるAzure環境の課金状況はサインインしているユーザーの情報を参照しています。

■最後に

今回は、Sharegate社から新たに公開されたAzureコスト管理ツール「Overcast」について調査した結果を記載させて頂きました。
この管理ツールを使用すれば、Azure 製品のコスト管理が楽になるだけでなく、Azure で使用している無駄なコストを見つけ対策を打つことができます。
Overcast は公開されたばかりで、現時点では未実装の機能があったりしますが、これからどのような機能が追加されるか様子をみていこうと思います。

今回調査で使用したOvercast の試用版には、公式ウェブサイト(OVERCAST-Sharegate) の「Try Overcast Now」からアクセスできます。