ShareGate Desktopは日々進化しつづけており、2018年11月から1年間でバージョンが9.0から12.01までアップデートされました。この記事では、アップデートされた内容をピックアップしてご紹介します。
アップデートのハイライト
バージョン9.0
バージョン9.0から製品名が「Sharegate」から「ShareGate Desktop」に変わりました。また、移行のスケジュール設定機能により、日時を指定して移行実行できるようになりました。
バージョン10.0
「ShareGate Desktop」のナビゲーションメニューが再編されました。
これにより、移行を計画するためのメニューとして[Plan]メニューが追加され、バージョン9.0まで存在していたInventoryと呼ばれる現状調査機能と、移行計画に必要なレポート機能が1つに集約されました。
また、[Security]メニューが追加され、運用する上で重要となるセキュリティに関するレポート機能がこのメニューに集約されました。
バージョン11.0
Restructure機能が追加され、以下が可能になりました。
- クラシックUIからモダンUIへの移行(Restructure機能によって新規のサイトコレクションを作成。その際にサイトコレクションのテンプレートを指定します)
- サブサイトの、サイトコレクションへの昇格
- SharePointグループからOffice 365 グループへの移行
バージョン12.0
レポーティング機能でスケジュール設定したレポートを、自動でSharePointのライブラリへアップロードする機能が追加されました。
Restructure機能のアップデート
バージョン9.0~12.0での大きな変更点は、バージョン11.0のRestructure機能アップデートです。
クラシックUIからモダンUIへの移行
以下の例では、サイトコレクション「SGRestructureTop」配下にサブサイト「SGRestructureSub02」が存在し、クラシックUIになっています。
Restructure機能を使って、サブサイト「SGRestructureSub02」をサイトコレクションに昇格させます。
サブサイトは、「SGRestructureSub02」というサイトコレクションに移行され、モダンUIに変更されました。
SharePointグループからOffice 365グループへの移行
サブサイトをサイトコレクションに昇格後、Azure ADでOffice 365グループを確認すると、「SGRestructureSub02」というグループが作成され、移行時に設定したグループの所有者と移行元SharePointグループに属しているメンバーがOffice 365グループに移行されたことがわかります。
まとめ
ShareGate Desktop 9.0~12.0のアップデート内容とRestructure機能をご紹介しました。次回はShareGate Desktop 13.0~15.0について、ご紹介する予定です。
ShareGate Desktopには、SharePoint OnlineやSharePointを効率的に管理できる機能が備わっています。弊社ではShareGateプラスアルファのサービスで、お客様のご支援を行っております。お気軽にお問合わせください。