先日7月6日に、弊社主催の Office 365 無料セミナーを開催し、私中村が登壇させていただきました。
※セミナーで使用しましたスライドのサンプル
タイトル
「RPAなんていらない!? Microsoft Flow を活用した業務改善の勘所」
やや攻撃的なタイトルになっておりますが、RPAが不要という意味ではなく、場合によってはRPAを導入せずともユーザー主体で業務改善できるポテンシャルを秘めている Micorosoft Flow を紹介させていただく主旨で、「 Microsoft Flow って何?何ができるの?」というような初級者向けの内容でした。
Microsoft Flow は Office 365 の数あるアプリの中でも非常に関心度の高いアプリのひとつで、予想以上の参加希望があり会場を大きな部屋に変更したほどでした。
※セミナーの様子
■デモを多めに
セミナーで Microsoft Flow を扱うにあたり、やはりデモを見ていただいた方が実感も沸くし楽しいので、セミナーの半分はデモに時間を割きましたが、大変ご好評いただけました。
Microsoft Flow は、 PowerApps 、 PowerBI とあわせて「ビジネス アプリケーション プラットフォーム」と呼ばれ、また「アプリの民主化」とも呼ばれることからも、あらゆるユーザーがロー・コーディングまたはノン・コーディングで開発できることが特徴でもあること、そして即利用できる数々のテンプレートが存在する点から、まずテンプレートからフローを作成するところから始め、作成したフローを実行するデモをいたしました。例えば「添付ファイル付きのメールを受信したら SharePoint Online のライブラリに添付ファイルを自動で保存する」など。実際に簡単に数分でテンプレートからフローを作成できるところを体感していただく事で、 Microsoft Flow の可能性を感じていただけたと思います。
※セミナーで使用しましたスライドのサンプル
また、テンプレートからほんの少しアレンジをする事で、更に便利になるフローについてもデモをさせていただきました。例えば「日本語以外の言語のメールを受信したら自動で日本語に翻訳する」というフローであれば、慣れれば5分~10分程度の時間でテンプレートからカスタマイズできます。
このように実現したい事をロー・コーディング(場合によってはノンコーディング)で作成でき、大きなコストや工数を割くことなく、欲しいと思ったユーザーが自ら作成するという事は理想なのではと考えます。また、日本のビジネスパーソンのITスキルは先進国の中でも低いという統計もあり、このような「アプリの民主化」の思想を持つ製品・サービスを導入し積極的に利活用促進をする事で、ITスキルの底上げをも図れればと思いますし、私どももそのご協力ができればと考えております。
■注意点も
ただし、特に企業のIT部門の場合はユーザーに展開する場合に注意点もあり、今回も時間に限りがある中でお伝えさせていただきました。特にセキュリティ面では、既定で SharePoint Online の中のビジネスデータを Twitter で自動的に投稿させる設定なども容易に作成できてしまう中で、データ損失防止(DLP)ポリシーの設定などを検討する必要があるかと思います。
※セミナーで使用しましたスライドのサンプル
このような流れでセミナーを進めさせていただきましたが、参加者様の関心も高くセミナー後の質問も多くいただきました。今回ご好評につき、今後も同じタイトルで日を改めて開催させていただけたらと思いますし、その他にもニーズに応じて Office 365 の様々なタイトルでセミナーを開催させていただく予定です。ご興味がありましたら是非本サイトよりお問い合わせください。
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