Power Appsの入力フォームで特定の項目にデフォルト値を設定したい

本連載では、Power Appsでアプリケーション開発するときに、よくある質問と回答を紹介します。アバナード株式会社と株式会社テンダがコラボで連載していきます。

質問:入力フォームで特定の項目にデフォルト値を設定したい

入力フォーム画面で、ある項目には最初から値(デフォルト値)が入っているように設定するには、どうすれば良いですか?

回答:[詳細設定]タブから設定が可能です

デフォルト値を設定したい項目の入力フィールドを指定し、[詳細設定]タブから[Default]プロパティまたは[DefaultSelectedItems]プロパティに値を入力することで設定できます。

入力フィールドのデータ型によって手順が変わります。以下に、テキスト型の場合と選択肢型の手順を記載いたします。

入力フィールドのデータ型がテキスト型の場合

入力フィールドのデータ型がテキスト型の場合は、下記の手順で設定します。

1. デフォルト値を設定したい項目の入力フィールドを選択します。

2. [詳細設定]タブで②をクリックし、ロックを解除します。

3. [詳細設定]タブの[Default]プロパティに設定したいデフォルト値を入力します。
たとえば、「(ここにタイトルを入力してください。)」というデフォルト値を設定する場合、[Default]プロパティに「” (ここにタイトルを入力してください。)” 」と入力します。

入力フィールドのデータ型が選択肢型の場合

入力フィールドのデータ型が選択肢型の場合は、下記の手順で設定します。

1. デフォルト値を設定したい項目の入力フィールドを選択します。

2. [詳細設定]タブで②をクリックし、ロックを解除します。

3. 詳細設定タブの[DefaultSelectedItems]項目に「Choices(リスト名.列名,”デフォルトで表示させたい選択肢”)」と入力します。

たとえば、「Apps_Test2」という名前のSharePointリストとデータ連携していて、「status」列に対応する項目の入力フィールドに「01.新規申請」という選択肢をデフォルト値に設定する場合は、[DefaultSelectedItems]項目に「Choices. (Apps_Test2. status,”01.新規申請”)」と入力します。

※入力した選択肢の値(今回の例では「01.新規申請」)がデータ連携元のSharePointリストの選択肢列(今回の例では「status」)に選択欄として登録されていない場合、エラーが発生します。

参考URL

Choices関数に関する詳細は下記のサイトでご確認ください。
・Power Apps の Choices関数 – Power Platform | Microsoft Learn
 https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-platform/power-fx/reference/function-choices

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