日本マイクロソフト株式会社様主催イベントで登壇させていただきました

先日12月20日に、日本マイクロソフト株式会社様主催の「現場の最前線で活躍する社員のための働き方改革」ユーザーイベントが開催され、この中で、「PowerAppsで作るスマホアプリでカンタン作業現場報告!」というセッションで株式会社テンダが登壇いたしました。

「現場の最前線で活躍する社員のための働き方改革」ユーザーイベント

紙や Excel で行う作業報告業務事情

現状、紙や Excel で作業報告を行っている場合を想定し、それぞれの工程でどのような課題があるのかを挙げました。工程を一つずつ洗ってみると課題点が多数浮き彫りになっていきます。

紙や Excel で行う作業報告業務事情(スライド)

作業報告業務の改善の選択肢

作業報告業務の課題がわかったところで、それをどのようにICTで解決するかは様々な選択肢があります。フルスクラッチ開発やクラウドサービスの導入など。それぞれリストアップしていく中で、特に Office365 をすでに導入されている場合は、利用しない手はございません。ただ、 Office365 の中にも様々なサービスがあります。

作業報告業務の改善の選択肢(スライド)

SharePoint Online という選択肢

SharePoint Online を利用すれば、作業報告業務の様々な課題を解決できます。一例を挙げると、 SharePoint モバイルアプリを利用すれば、作業現場で作業報告ができ、リアルタイムに管理者が報告チェックする事が可能です。しかし、ファーストラインワーカー向けを考慮すると、 SharePoint Online でもいくつか課題がありました。実際に課題点をデモでお見せする事で、参加者の皆様にお伝えいたしました。

SharePoint Online という選択肢(スライド)

PowerApps という選択肢

「アプリ作成の民主化」とも呼ばれるローコーディングソリューションである PowerApps を利用する事で、開発の様々な課題をクリアし、 SharePoint Online の課題をもクリア可能です。実際に作成した「消火器点検報告アプリ」でデモをいたしました。これは、あらかじめ上述でデモをした SharePoint Online のカスタムリストをベースに PowerApps においてアプリ化をしたものです。便利なアプリを簡単に作成できる事を体感していただけたと思いますが、それでもSharePoint Online のカスタムリストがデータ保存場所となると課題が出てきます。

PowerApps という選択肢(スライド)

Common Data Service へ

特に大量のデータを扱う事になると、 SharePoint Online のカスタムリストをデータ保存場所にするのは向いていません。そこで、 PowerApps に適したデータ保存場所である Common Data Service を紹介いたしました。プログラミング言語を知らなくてもデータベースを作成でき、他システム・サービスの様々なデータとの統合が可能になるなど、業務課題を解決するベストプラクティスであると考えます。
このように、イベントタイトルでもある「現場の最前線で活躍する社員のための働き方改革」にフォーカスし、トップダウンによる働き方改革ではなく、現場で実施し体感できる働き方改革を行える PowerApps の可能性をお話させていただきました。

Common Data Service へ(スライド)