Microsoft 365 導入スコア活用によるDX推進、更なる活用の為に

Microsoft 365導入スコア活用によるDX推進、生産性向上を実現、
さらに運用・メンテナンスを自動化し、Microsoft 365を最大限利用する為には

本記事は、アライアンスパートナーである、アバナード株式会社からの寄稿です。

株式会社テンダとアバナード株式会社で行われる共催ウェビナー(2024/03/14)に向けて、3回シリーズで記事を掲載しております。第3回目の今回は、Microsoft 365導入スコア活用によるDX推進についてご紹介いたします

第1回目:意外と知らないMicrosoft 365の便利機能
第2回目:Microsoft 365で使えるクラウドストレージと管理の重要性

Microsoft 365導入スコア概要

導入スコアとは、Microsoft 365管理センターから各サービスと機能の利用状況を定量的に確認できる機能です。具体的にはExchange、SharePoint、OneDrive、Teams、Word、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlook、Viva Engage、Skypeの利用状況を製品毎に確認、分析が可能です。

Microsoft 365は非常に便利である一方、サポート範囲の広さから「活用状況が分からない」というお客様が多くいらっしゃいます。導入スコアは、上記の一番右側に示している「現場活用度」の視点から、各製品の活用状況を定量的に確認可能です。この機能を利用して、DX推進の進捗度合を判断する指標として利用できます。

Microsoft 365導入スコア詳細:過去 28日間の利用状況のスコア化

導入スコアでは、下記8つの領域において、組織のMicrosoft 365活用によるDX推進状況を、Microsoft社独自のスコアに基づいて定量化されます。スコアは毎日更新され、過去28日間で実施されたユーザー活用状況が反映されます。

  • コミュニケーション
  • 会議
  • コンテンツの共同作業
  • チームワーク
  • モビリティ
  • エンドポイント分析
  • ネットワーク接続
  • Microsoft 365 アプリの正常性


※各100ポイント

この中から、「会議」スコアを例に、具体的にどのような情報が確認できるか見てみましょう。

導入スコア画面から、「会議」を選択します。

会議スコアの画面へ遷移すると、全体の会議スコアと、その構成が表示されます。

会議スコアの構成要素は、

  • 会議実施前のアクション(セットアップ)
  • 会議中のアクション(ミートアップ)
  • 会議後のフォローアップアクション(フォローアップ)


という3つの要素で評価されています。

さらに中身を見ると、「会議実施前のアクション(セットアップ)」では、下記①、②の2項目がスコア化されます。

①事前に共有されたコミュニケーション

会議を実施する前にTeamsチャットを使って、メッセージを送信しているかを見ています。例えば事前に会議資料をチャットから共有したり、アジェンダの共有などを実施することでこのスコアが上がります。

②招待は高率で承諾されました

「招待された参加者うち、50%以上が会議の招待を承認した会議の数」でスコア化されます。

「会議中のアクション(ミートアップ)」では、下記①、②、③の3項目がスコア化されます。

①「対話型機能を少なくとも1つ使用しました」

実施されている会議内で、
・手を挙げる
・会議チャットでメッセージを送信する
・会議でリアクションを送信する
などのアクションを行い、出席者が少なくともいずれかの機能を使って会議に積極的に参加したかの度合いがスコア化されます。

②「音声またはチャットに高率で参加しました」

参加者全体の33%を超える人が会議中に話すか、会議チャットを送信したか、またはその両方の行動がスコア化されます。

③共有されたビジュアルコンテンツ

出席者のカメラオン、画面共有、またはその両方の行動がスコア化されます。

Microsoft 365導入スコアの確認手順

確認手順は次の通りです。

1. Microsoft 365管理センターより「管理」を選択

2.左側のメニューの中から「レポート」を開くき、「導入スコア」を選択します。

前提条件

本項目は、Microsoft 365管理センターで利用可能であり、グローバル管理者やTeamsサービス管理者など、特定の役割を割り当てられている人のみ確認可能です。
詳しくはこちらよりご確認ください。

Microsoft 365導入スコアを活用し、組織目標を達成しましょう

会議スコアは評価項目の一部であり、他にも「コンテンツの共同作業」、「チームワーク」などのカテゴリーでスコアを確認できます。

注意すべき点として、スコアを上げる事自体は目的ではありません。組織目的達成の指標、達成状況の進捗確認の指標として利用しましょう。

Microsoft 365最大限活用の為の運用、メンテナンスの自動化:M365 Governance Hub

Microsoft 365導入スコアを活用し、DX推進が進んでくると、さらなる生産性向上、生産性とリスクのトレードオフの課題に直面することになります。

「ユーザーがスピード感をもって自由に使える環境」の提供によるビジネスのスピードアップが必要となる一方、その実現にはセキュリティリスクの増大、メンテされない無法地帯の発生といったトレードオフが課題となります。セキュリティ面やストレージ管理の観点での運用、メンテナンスが必要になってくるでしょう。

さらなる生産性向上、生産性とリスクのトレードオフの課題を解決するために、アバナードが提供するM365 Governance Hubの利用をご検討ください。IT管理者向けのTeams/SharePoint/Outlookの管理・運用を自動化し、これらの課題を解決します。下記のような機能により、定期運用/メンテナンスを自動化し、IT管理者の負荷を大幅に軽減します。

  • 「利用期間」設定機能:サイト、チーム、メールボックス、セキュリティグループ作成時の利用期間設定
  • レポート機能:利用期間切れのサイト、チーム、メールボックス、セキュリティグループのレポート抽出

利用期間切れ一覧を活用することにより、IT管理者の人手に頼らず自動検出し、適時に所有者へ対応をさせられるようになります。

今後、「所有者不在レポート」、「チーム利活用レポート」などのレポート機能を追加予定です。順次、アナウンスさせていただきます。今回は、Microsoft 365導入スコア活用によるDX推進、M365 Governance Hub活用による運用、メンテナンスの自動化を説明しました。標準機能利用、アバナード製品利用がDX推進を加速させる一助となれば幸いです。

ご質問などがある方は、CONTACT よリ,クエストをお願いします。

共催ウェビナー紹介

・申込サイト:https://form.k3r.jp/tenda_msales/M365GH
・開催日時:2024年03月14日(木)14:00~15:00
・テーマ:Microsoft 365管理者の悩みを一挙解決、最大限の生産性向上、最小限のリスクでM365を活用するには「通常運用/メンテナンス/移行作業を自動化し、Microsoft 365を最大限活用しませんか?」

関連情報

アバナード株式会社
https://www.avanade.com/ja-jp

ブログ|株式会社テンダ
https://mssp.tenda.co.jp/blog/

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