Notesからの脱却その４：Notesアプリケーションのデータ移行の流れ

Notesアプリケーションで運用している掲示板やファイル管理、ワークフローなどをMicrosoft 365環境へ移行したいものの、「Notes DBに登録された文書データをどのように移行すればよいのか」「データ移行ツール選定のポイントは何か」といった疑問をお持ちではないでしょうか。

前回の記事では、Notesアプリケーション（掲示板、ファイル管理、業務アプリケーション等）をMicrosoft 365へ移行する際の具体的な流れと押さえておくべきポイントを解説しましたが、今回は「Notes DBに登録されている文書データ」の移行方法をご紹介します。

Notesメール・スケジュールDBのデータ移行

Notesメール・スケジュールDBのMicrosoft 365への移行先はExchange Online（Outlook）となります。Exchange Online（Outlook）の場合は、アプリケーションとしての機能構築は完了しているため、Notes DBに登録されている文書データの移行ツールを使って移行を実施していく形となります。

また、Notesメール・スケジュールDBのデータの移行について、弊社にては自社ツールとQuest社のツールのご提供が可能であり、お客様のご要件に応じてツールと移行サービスを提供いたします。

弊社ツールでの移行（https://mssp.tenda.co.jp/notes_migration/exchange/）

Quest社ツールでの移行（https://mssp.tenda.co.jp/notes_migration/quest_mne/）

弊社ツールとQuest社ツールの比較ポイントは以下のとおりです。

NotesアプリケーションDBの文書データ移行

掲示板や文書ライブラリといったNotesアプリケーションDBの文書データのMicrosoft 365への移行先は、一般的にはSharePoint Online環境に構築したサイト（リスト）となります。SharePoint Online環境に構築したサイト（リスト）に対して、データ移行ツールで移行元のNotes DBと移行先のSharePointリストのフィールドマッピングを行いデータの移行を実施します。

NotesアプリケーションDBの文書データのSharePoint Onlineへの移行についても、弊社ツールとQuest社のツールのご提供が可能であり、お客様のご要件に応じてツールと移行サービスを提供いたします。

弊社ツールでの移行（https://mssp.tenda.co.jp/notes_migration/sharepoint/）

Quest社ツールでの移行（https://mssp.tenda.co.jp/notes_migration/quest_mnsp/）

弊社ツールとQuest社ツールの比較ポイントは以下のとおりです。

Notesアプリケーション DBの文書データの抽出

ここまで、Notes DBに登録された文書のMicrosoft 365への移行についてご説明してきましたが、移行先のプラットフォームは確定していないものの、証跡管理等の観点からNotesの文書データを退避させたいといったご要望もあるかと思います。

そのようなご要望をお持ちのお客様に、弊社ではNotes DBの文書データを、PCのローカル等にCSV形式で出力する（文書に添付が存在する場合は添付ファイルを個別に出力する）、Notes文書データ抽出ツールのご用意がありますので、ご要件に応じてツールをお選びください。

Notes文書データの抽出（https://mssp.tenda.co.jp/notes_migration/other/）

まとめ

Notesアプリケーションの文書データ移行では、メール・スケジュールDBならExchange Online、掲示板や文書ライブラリDBならSharePoint Onlineへの移行を検討するケースが一般的です。移行先のプラットフォームが決まっていなくても、CSV形式で文書データを一時退避する手段もあります。

最適な手段を選ぶには、「移行対象Notes DBの種類」「添付ファイルやメタデータの扱い」「移行にかかる期間とコスト」等を総合的に考慮することが大切です。自社の要件に合ったツールとサービスを選び、スムーズかつ確実なデータ移行を目指しましょう。さらに詳しい情報や移行のご相談は、お気軽にお問合せください。