本記事では、Power BIの利用を検討中の方に向けて、Power BIの機能、3つの特長、活用事例について詳しくご紹介します。
Power BI入門シリーズとして、次回以降ではPower BIの無料版と有料版の違いやインストールの手順、SharePointリストを活用したレポートの作成方法などを取り上げていきます。ぜひ、引き続きお読みいただき、Power BIについて学んでください。
Power BIとは?
Power BIとは、MicrosoftのPower Platformの一部として提供される、組織がデータに基づいて意思決定を行うための分析ツールです。さまざまなデータソースから情報を取り込み、グラフなどの見やすい形に変換し、レポート上に表示することで、意思決定をサポートします。
Power BIの3つの特長
①専門知識がなくても、簡単にレポートが作成できる
具体的な操作例として、以下の画面の「視覚化」のアイコンをドラッグ&ドロップし、分析したいデータを選択するだけでグラフやチャートで視覚化することができます。
Power BIは、プログラミングやITの専門知識がなくても、誰でも簡単にレポートを作成できるツールです。
②さまざまなデータソースから情報を取得し、一括管理できる
Power BIを使えば、MicrosoftのExcelやCSVだけでなく、JSON、XML、Azure、さらには様々なオンラインサービスからのデータを簡単に取り込むことができます。
様々なデータソースを一元管理し、それらを簡単に組み合わせたり加工したりできます。視覚的なデータ表示により、社内外の情報を一箇所で管理し、データの検索や集計作業にかかる時間を大幅に短縮できます。
③まざまなデバイスからレポートの閲覧・編集ができ、スムーズなデータの共有ができる
Power BI Serviceにレポートをアップロードすることで、スマホ、PC、タブレットなどデバイスを問わずに、レポートの閲覧や編集が可能です。
この利便性の高さは、情報の取得や共有を効率的にし、特にチーム業務でのデータの扱いをスムーズにします。
Power BI の活用事例
「データストーリー ギャラリー」というサイトでは、世界中のユーザーからPower BIのレポートが投稿されています。公開されているデータの中から2つ活用例をご紹介いたします。
データストリートギャラリー
https://onl.la/dxXzmjM
活用事例1:メジャーリーガーの歴代成績一覧
「Baseball History」レポートでは、1870年代から2022年までの歴代メジャーリーガーの成績を集約しています。様々な絞り込みオプションがあり、例として歴代投手のホームラン数で絞り込みを行った場合、ベイブルースに続き2位に大谷翔平の名前が確認できます。
https://onl.la/cvrzVvR
活用事例2:日別販売データ管理
「Daily Sales Report – Your Daily Sales Data Companion」レポートでは、毎日の売上を集約しています。日次、週次、月次の売上や、製品カテゴリ別の動向を一目で確認することができます。
https://onl.la/qfbwVjT
まとめ
本記事では、Power BIでできること・Power BIの3つの特長・活用事例について紹介しました。Power BIでは、組織がデータに基づいて意思決定のサポートを行うことができます。
Power BIの3つの特長は以下の通りです。
- 専門知識がなくても誰でも簡単に容易にレポートを作成できる。
- さまざまなデータソースからデータ取得し一括管理ができる
- さまざまなデバイスからレポートの閲覧・編集・共有ができる。
Power BIの活用事例は「データストリートギャラリー」で幅広く紹介されています。ぜひご参考にしてください。
次回の記事では、Power BI有料版と無料版の違いについて紹介していきます。