Power BI入門無料版と有料版の違いは？料金プラン・インストール方法について解説！

Power BIの利用検討中の方に向けたPower BI入門シリーズ第2回です。前回の記事では、Power BIの3つの特長と活用事例について紹介しました。

本記事では、Power BI無料版と有料版の違い、料金プラン、web版とアプリ版（Power BI Desktop）について、Power BI Desktop インストール方法について詳しくご紹介します。

次回以降では、野球データを用いたレポートの作成方法についてハンズオンで解説していきます。ぜひ、引き続きお読みいただき、Power BIの知識を深堀りしましょう。

Power BI 無料版と有料版の違いは？

Power BI無料版と有料版の主な違いは、Webクラウド上でのレポートの共有機能の有無です。Power BIの無料版では、データの取り込み、変換、レポート作成は可能ですが、レポートをWeb上で共有できません。

個人で利用する場合には無料版で十分ですが、組織内でPower BIレポートを社内共有したい場合は、有料版が必要になります。

Power BIには、有料版として「Power BI Pro」「Power BI Premium(ユーザー単位)」「Power BI Premium(容量単位)」の3つのバージョンがあります。

それぞれの料金プランは以下の通りです。

各Power BIプランで行えることの違いは以下のようになります。
詳しくは、PowerBIの製品ページをご確認ください。

プラン	機能
Power BI Pro	・個人ユーザーやチーム向けのプラン・基本的なデータ可視化、レポート作成、共有機能
Power BI Premium (ユーザー単位)	・高度なデータ分析機能が必要な個人ユーザーやチーム向けのプラン・大規模なデータセットや頻繁なデータ更新・AI分析が可能
Power BI Premium (容量単位)	・レポート作成が少数で、多数が閲覧のみの大規模組織向けのプラン・注意：レポートの作成やAI分析を行いたい場合、別途でPower BI Proライセンスをユーザー単位で購入が必要

Premiumの「ユーザー単位」と「容量単位」の違いが分かりにくいですが、例えば、「100人がレポート作成をし、600人が作成したレポートの閲覧のみする」場合の各プランごとの料金は次のようになります。

一定数以上「閲覧のみのユーザー」がいる場合にお得になるのが、容量単位のプランです。

補足：料金は記事作成時の情報での料金例です。参考程度にご覧ください。
今後、Power BI Premiumが廃止されFabricに統合される可能性があります。