文書データ移行ツールに関するよくある質問まとめ

株式会社テンダは、SharePointへのデータ移行を支援する「文書データ移行ツール」を2024年7月31日より提供しています。

今回は「文書データ移行ツール」に関する、購入検討時および購入後によくある質問とその解答を紹介します。

「文書データ移行ツール」購入検討時の質問

Q. ツールを動作する上での、システム環境を教えてください。

A. Windows OSに.NET Framework4.6以上をインストールしていただければ、ツールは動作します。
また、SharePoint Onlineに接続可能なネットワーク環境が必要になります。

Q. ツールを複数人で利用することは可能ですか?

A. ツールをコピーして、複数人で同時利用いただくことは、問題ありません。
ただし、コピーしたツールでのデータ移行は、ライセンスに登録されたSharePointホスト名のみ可能です。

Q. ツールの製品版は利用人数分の購入が必要ですか?

A. いいえ、企業単位のライセンスとなりますので、1ライセンスを購入いただければ、それを複数名でご利用いただいても問題ありません。

Q. 購入前にツールをお試しすることは可能でしょうか?

A. はい、試用版ライセンスを用意しておりますので、そちらでお試しいただくことが可能です。 ただし、試用版ライセンスには以下の制限事項がございます。

  • 試用版ライセンスの制限事項
    • 移行可能なデータ件数は、1プロファイルあたり100件までとなります。
    • 利用期間はライセンス発行日から10営業日までとなります。
    • 画面操作、ログ出力につきましては、製品版と同等となります。
    • 試用版ライセンスに登録可能なSharePoint/OneDriveホスト名は、5つまでとなります。
    • 試用版ツールにて抽出時にエラーが発生した場合、サポートの対象外とさせていただきます。

Q. ShareGateやSPCNとの違いは何ですか?

A. 違いとしては、以下の通りです。

  • 文書データ移行ツール: 様々なグループウェアからのデータ移行が可能なツールです。
  • ShareGate(ShareGate Migrate) :  SharePointからの移行に特化したツールで、移行先のSharePoint運用においても利用可能です。
  • SPCN(SharePoint Converter for Lotus Notes) :  Notesアプリケーションからのデータ移行に特化したツールです。

「文書データ移行ツール」を購入されたお客様からの質問

Q. 移行可能なデータの形式は何でしょうか?

A. CSV(グループウェアから抽出したもの)、XML(SPCNで書き出したもの)、フォルダ階層(ローカル)からのデータ移行が可能です。

Q. このツールで移行できない要素は何ですか?

A. SharePointで実現できない要素は、移行できません。

 ※移行できなかった場合、ツールの実行ログで詳細を確認できます。

Q. データのプロパティ(タイムスタンプ・作成者・更新者)の移行は可能でしょうか?

A. はい。ツールにてフィールドマッピング設定をしていただければ、データのプロパティの移行は可能です。

Q. データのアクセス権限の移行は可能でしょうか?

A. いいえ。現状はアクセス権限の移行には対応しておりません。

Q. 移行元グループウェアで定義されている入力フォームレイアウトは移行可能でしょうか?

A. いいえ。入力フォームレイアウトは移行不可となります。データ移行前に、あらかじめ移行先SharePointに定義しておく必要がございます。

Q. 差分移行は可能でしょうか?

A. はい。移行設定時に対象データの作成日時を絞り込むことで、差分移行は可能になります。

Q. データ移行にかかる時間の目安を知りたい。

A. 1時間あたり1000~2000件が目安です。

 ※移行するデータの要素数・サイズ、ツールが動作するマシンのスペック、ネットワークおよび移行先クラウドの負荷状況によって、移行時間は大きく変わります。

Q. データ移行のスケジュール実行(例:当日の22時にデータ移行を開始する)は可能でしょうか?

A. いいえ。現状はスケジュール実行には対応しておりません。

まとめ

今回は文書データ移行ツールに関する、購入検討時、購入後によくある質問を紹介しました。以下の記事も併せて、参考情報として活用していただければ幸いです。

<関連URL>

文書データ移行ツールの使い方と活用法