株式会社テンダで開発・販売しているサービスにビジネスチャット「TEんWA」がありますが、テンダでは自社事例としても TEんWA を導入しており、社内でのコミュニケーションではほぼ100%、メールがビジネスチャットに置き換わっているのが現状です。
自社製品だからという理由を差し引いても、社内メールが使われず全社員がビジネスチャットでコミュニケーションしているという、チャットの成功事例は国内企業では極めてレアケースだと自負しています。メールは社外のお客さまとのやりとりにしか用いず、社内は手軽なビジネスチャットで行うという状態を一度でも味わってしまうと、もうメールには戻れません。
ビジネスチャットTEんWA(テンワ)社内コミュニケーションを活性化
ビジネスチャット「TEんWA」のメール連携機能
さて、その TEんWA ですが昨年の年末のアップデートで新たな機能が実装されました。それが「メール連携」機能です。
「メール連携」機能 利用者ヘルプ | TEんWAヘルプセンター
メール連携機能が追加された事により、 Office 365 を社内で導入していて、かつ TEんWA(テンワ)も導入している場合は連携しての情報収集が可能となり、TEんWA(テンワ)自体の活用方法の幅も広がります。「やむを得ずメールで」となっていた部分もカバーすることができます。
「TEんWA」と Office 365 連携事例
Office 365 と TEんWA(テンワ)のメール連携について、2例ほど活用方法を紹介しますので、参考にしていただけると幸いです。
【1】Flow を利用し、SharePoint のリストに投稿されたら、 TEんWA に送信
社内連絡を行う際に、 SharePoint の社内ポータルの掲示板(リスト)に掲載しつつ、 TEんWA などのビジネスチャットや社内SNSのフィードにも掲載する運営を行っている企業は少なくはないと思います。
この場合、情報発信側は発信手段が多いほど手間がかかります。また、片方に掲載し忘れるなどのヒューマンエラーの可能性も出てきます。そこで、 SharePoint のリストに投稿されたら、自動的に TEんWA にも掲載される仕組みを Flow で作成すれば問題は解決します。
利用アプリ: SharePoint / Flow
▼ SharePoint のリストにアイテムを投稿すると、
▼ TEんWA に自動で投稿されます。
▼投稿部分を拡大します。
このように、 SharePoint のリストにアイテムを投稿すると、メール連携機能と Flow を組み合わせる事で、 TEんWA にも自動で同じ内容が投稿されます。
ICT化が進んで日々の業務では沢山のツールを使用することになり、チェックしなければいけない画面が多くなりました。画面の切り替えや、どの情報がどのツールだったかなど迷うことも多く業務効率が悪いと感じることがあります。SharePointのリストへの投稿が自動的によくチェックする画面に表示されれば、それだけ手間が減り見落としなどのミスの軽減にもつながります。
【2】Flow を利用し、Twitterに特定のキーワードを含むツイートが投稿されたら、 TEんWA に送信
日々の情報収集のツールとして便利なTwitterなどのSNSですが、こまめにチェックするとなるとそれなりの稼働がかかります。
Twitter上での自社製品の評判などを調べるときに、その都度Twitter内で検索せず、特定キーワードのツイートがあれば自動でTEんWA 上に投稿されるようにできます。調査時間も節約され、また TEんWA 上で関係者に共有されコメントを入れることも可能なため、そのツイートについてスピーディーに議論ができます。
利用アプリ: Flow
▼特定キーワードのツイートがあると、TEんWAに投稿されます。
▼投稿部分を拡大します。
Flow の標準テンプレートを利用するだけで、ツイート内容だけでなく、URLや投稿者の名前・プロフィール・フォロー数・フォロワー数なども表示できるので、発言の影響力なども認識する事が可能です。
TEんWA × Office365、まとめ
TEんWA(テンワ)の「メール連携」機能は単体だけでも魅力的な機能ですが、このように Office365 で Flow を中心としたアプリを組み合わせる事で、さらにビジネスに役立つ利用方法が広がると思います。
テンダは SharePoint に限らず、 Office365 全般の利活用支援も行ています。お気軽にお問い合わせください(お問い合わせフォームへ)。