
日々の業務でMicrosoft CopilotやChatGPTなどのAIツールを活用される方も多いと思いますが、「自社の業務やデータに特化したAIがあればもっと便利なのに…」と感じたことはありませんか?
実はプログラミングの知識がなくても、Microsoft社が提供しているサービス「Copilot Studio」を使えば、独自のAIアシスタントを作成することができます。
社内の申請手順を覚えさせたり、製品マニュアルから自動で回答してくれるチャットボットを作ったり、可能性は無限大です。
今回は、そんな「独自のCopilot」を作成できるCopilot Studioについて、基本的な概要からアクセス方法まで分かりやすくご紹介します。AIを活用した業務効率化に興味がある方は、ぜひ最後までお読みください!
※本記事の内容は、2024/11/21時点の仕様です。
Copilot Studioとは
Copilot Studioは、Microsoftが提供するAIツール「Copilot」を基にプログラミングの専門知識がなくても、ローコードやノーコードで「独自のCopilot」を作成できるサービスです。
以前はPower Virtual Agentsと呼ばれていましたが、現在は生成AI「Copilot」が統合され、より強力なサービスとして提供されました。
Copilot Studioを理解していただくために重要な点は、「Copilot」と「独自のCopilot」の違いです。
まず「Copilot」は、Microsoftの各種アプリケーション(ExcelやPowerPoint等)やブラウザ上で利用可能なチャット形式にて、質問や作業補助を行うAIアシスタントです。
この「Copilot」は、広く公開されている情報やデータをもとに回答を生成してくれます。
▼Copilot 画面

一方、Copilot Studioで作成できる「独自のCopilot」は、特定のナレッジやデータを開発者が指定し、指定したナレッジから回答を生成します。
たとえば、社内の各種申請手順を学習させた「Copilot」を作成すれば、社内特有の質問に適切に回答できる「独自のCopilot」が作成できるということです。
▼独自のCopilot 画面(Copilot Studio)

※「独自のCopilot」を作成することができるサービスが「Copilot Studio」です!
Copilot Studioで作成できるもの
Copilot Studioで作成できる独自のCopilotは、大きく分けて2つです。
- 特定のナレッジやデータをもとに回答するCopilot
- Microsoftの他サービスと連携したCopilot
詳細な手順や設定方法については、Qiitaの記事をご覧ください。