ShareGateは日々進化しつづけており、前回投稿した2022年9月からバージョンが24.0までアップデートされました。この記事ではそのうち20.0~24.0までのアップデートされた内容をご紹介します。
バージョン20.0~24.0アップデートのハイライト
バージョン20.0
- 不具合改修のため、新機能のリリースはなし
バージョン 21.1
- 17.3でリリースされた「PowerShell を使用した Teams のプライベート チャットの移行機能」に不具合が見つかったため、機能削除
バージョン 22.0
- 今後公開予定のメール移行機能について、アプリ内でアナウンスが追加されました。
バージョン 23.0
- SharePoint Subscription Edition (SharePoint SE) へのNintex ワークフロー/フォーム移行がサポート対象になりました。
<Nitex ワークフロー/フォーム移行のサポート対象要件>
①Nintex移行に対応したShareGateライセンスが必要
②ShareGateのサーバー拡張機能の最新バージョンのインストールが必要
バージョン 24.0
- Exchange Onlineのメール移行機能がパブリック プレビューで利用可能になりました。
※2024年3月12日にリリースされたShareGate migration tool のバージョン24.3.1にて、正式にリリースされました。
大きな変更点
バージョン20.0~24.0での大きな変更点はExchange Onlineのメール移行機能のプレビューが追加された点です。
メールのコピー機能(プレビュー)
今回のプレビューで移行可能なオブジェクトは以下のとおりです。
- メールアイテム
- 添付ファイル
- フラグ
- 重要度
- フォルダー
今回は以下のメールボックスを別テナントのメールボックスへ移行します。
Copy mailboxesの実行
[Copy]機能の[Copy mailboxes]をクリックします。
移行元ユーザーを選択し、[Next]をクリックします。
移行先のテナントを選択します。
移行対象期間を選択し、[Continue to mailbox mapping]をクリックします。
移行先メールボックスを設定(マッピング)し、[Continue to recipient mapping]をクリックします。
確認画面が表示されるので、[Start copy]をクリックします。
以上でコピーが開始されます。ShareGateの画面上でコピー完了を確認します。
移行先のメールボックスに「メールアイテム」「添付ファイル」「フォルダー」が移行されたことを確認します。
以上でCopy mailboxesの実行は完了です。
まとめ
ShareGate 20.0~24.0のアップデート内容をご紹介しました。一連のアップデートで、ShareGateはメールのコピー機能(プレビュー)が追加されました。
今後、予定表の移行や連絡先、サーバールール(メールの仕分けルール)の移行の機能提供に取り組んでいるとShareGateより発表されていますので、今後の機能拡張に期待です。
ShareGate Migration toolには、 SharePoint OnlineやSharePointを効率的に管理できる機能が備わっています。弊社ではShareGateプラスアルファのサービスで、お客様のご支援を行っております。お気軽にお問合わせください。