Power Automateの「メールの送信(V2)」で送信したメールのリンクがHTMLタグのまま表示される問題を解消したい

本記事では、Power Automateの「メールの送信 (V2)」アクションで送信されるメールのハイパーリンクがHTMLタグのまま表示されてしまい、適切にリンクとして設定できない現象への対応策を紹介します。

本記事を読んでできるようになること

「メールの送信(V2)」アクションにおいて、動的なURLを用いたハイパーリンクの破損を回避することができます。Power Automateの動的なコンテンツを利用した上で、以下の画像のようなハイパーリンクが添付されたメールを自動送信できるようになります。

実現例

【現象再現例】以下の画像のように、動的コンテンツを用いてリンクを作成しようとした場合、HTMLがそのまま表示されてしまいます。

リンク破損例

回避方法の概要

「メールの送信(V2)」の前に「作成」アクションを追加し、メール送信時にその出力を利用します

回避例

回避例の具体的な実装手順

1.「メールの送信(V2)」アクションの前に「Data Operation」>「作成」アクションを追加します。

2.「作成」アクションにHTMLのaタグを利用し、「入力」に入力します。
※動的コンテンツは「項目が作成されたとき」トリガー>「アイテムへのリンク」を利用しています。

参考:<a href="<アイテムへのリンク>">こちら</a>

3.「メールの送信(V2)」アクションの本文に「動的コンテンツ」の「作成」>「出力」を入力します。

実装手順は以上となります。

フローを実行してハイパーリンクが有効化されることができれば完了です。

まとめ

今回は、Power Automateの「メールの送信(V2)」アクションで送信されるメールのハイパーリンクが破損する現象への対応策を紹介しました。

株式会社テンダでは、Microsoft 365やPower Platform等の記事を公開しています。興味のある方は是非ご覧になってください。

関連サイト

Microsoft 365 利活用|株式会社テンダ