本記事では、Power Automateの「メールの送信 (V2)」アクションで送信されるメールのハイパーリンクがHTMLタグのまま表示されてしまい、適切にリンクとして設定できない現象への対応策を紹介します。
本記事を読んでできるようになること
「メールの送信(V2)」アクションにおいて、動的なURLを用いたハイパーリンクの破損を回避することができます。Power Automateの動的なコンテンツを利用した上で、以下の画像のようなハイパーリンクが添付されたメールを自動送信できるようになります。
【現象再現例】以下の画像のように、動的コンテンツを用いてリンクを作成しようとした場合、HTMLがそのまま表示されてしまいます。
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回避方法の概要
「メールの送信(V2)」の前に「作成」アクションを追加し、メール送信時にその出力を利用します
回避例の具体的な実装手順
1.「メールの送信(V2)」アクションの前に「Data Operation」>「作成」アクションを追加します。
2.「作成」アクションにHTMLのaタグを利用し、「入力」に入力します。
※動的コンテンツは「項目が作成されたとき」トリガー>「アイテムへのリンク」を利用しています。
参考:<a href="<アイテムへのリンク>">こちら</a>
3.「メールの送信(V2)」アクションの本文に「動的コンテンツ」の「作成」>「出力」を入力します。
実装手順は以上となります。
フローを実行してハイパーリンクが有効化されることができれば完了です。
まとめ
今回は、Power Automateの「メールの送信(V2)」アクションで送信されるメールのハイパーリンクが破損する現象への対応策を紹介しました。
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